灰と幻想のグリムガル

突然、異世界グリムガルへ連れてこられた者たち。
余った者同士でパーティーを組んだ。
ハルヒロ、ランタ、マナト、モグゾー、ユメ、シホルの6人。
ハルヒロの盗賊の先生、バルバラ。かなりドSでエロい。
メリイもまた、過去に悲しみを抱えていた。
流行りの異世界冒険物のひとつであるこの作品は、他とは全く違う一面を持っている。
突然異世界へやって来たハルヒロたちは、とにかくゴブリンを倒すだけでも苦戦する。
そう、他の作品と違って圧倒的に弱いという設定。
この作品の軸となっているのは命のやり取りであり、それに対する葛藤だと思う。
仲間を失う苦しみと、それを乗り越えるためにもがく登場人物たちを描いている。
仲間を失い、それを補うために新しいメンバーが加わる。
それはよく見る演出ではあるが、この作品では死んだ仲間を最後まで大切に思っている。
涙を誘うためだけに死ぬのではない。

この作品は、レベルが上がりメキメキ強くなっていくという安直な設定ではなく、
ハルヒロをはじめ、仲間たちの心の成長を描いた作品だと思う。
そこがこの作品を好きになった理由と言える。
オレにとって、この作品は名作だと断言する。
マナトを失った悲しみは、徐々にハルヒロたちの心に重くのしかかっていく。

ヒーラーであったマナトを失い、新しく仲間に加わった神官のメリイ。
マナトの死が、ハルヒロたちの運命を変えていく。
ユメ、超かわいいよ。
たった1匹のザコモンスターであるゴブリンにさえ苦戦するハルヒロたち。
原作:十文字 青(オーバーラップ文庫刊)
原作イラスト:白井鋭利
監督・脚本:中村亮介
キャラクターデザイン:細居美恵子
助監督:柴山智隆
キーアニメーター:浅賀和行、馬場 健
美術監督:金子英俊
色彩設計:茂木孝浩
撮影監督:五十嵐慎一
編集:肥田文
音楽制作:東宝
音楽プロデュース:(K)NoW_NAME
制作:A-1 Pictures
登場人物の女の子はかわいい。特にユメがいいなぁ。
ユメの口調はめちゃくちゃのんびりの関西弁。こういう関西弁の女の子なら凄くいい。
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