楽園追放 Expelled from Paradise

電脳世界ディーヴァのエージェントであるアンジェラは、度重なるハッキングを追跡するため
フロンティアセッターと名乗るハッカーを捜査することになる。
地上世界へ派遣されることとなったアンジェラは、マテリアルボディと呼ばれる
生身の体にて任務にあたることになる。
フロンティアセッターに会いに行った2人は、ロボットを発見する。
このロボットのAIこそが、フロンティアセッターだった。

肉体を捨て電脳世界で生きるようになった人類と、それを拒み地上世界で生きる人類。
2種類の人類が存在する世界の話だ。
フロンティアセッターと名乗るAIが宇宙探査船を作り、外宇宙へ旅立とうとしている。
SFヒューマンドラマといったところだろうか?
人間よりも人間らしい心を持つAIフロンティアセッターと、電脳世界の人間アンジェラ、
地上で生きるディーゴ。
この3人を軸にして、人間とは何なのかを問いかけているように感じる。
電脳世界で暮らすことが、本当に自由を手にしていると言えるのか?
人間として重要なのは肉体なのか?精神そのものなのか?
フロンティアセッターのような「心」こそが人間の本質なのかもしれない。

フル3DCGで作られたアニメのため、時々3Dであるがゆえの違和感はあるが、
最近の3Dアニメはほぼセルアニメと変わらないほどになっているのだなぁと感じた。

全体通して、そこそこ楽しめる作品だと思う。
フロンティアセッターと取引のある商人から情報を得た2人は、
その潜伏先へと赴くことに。
フロンティアセッターの狙いは何なのか?
ディーゴは相手の狙いの本質を見誤らないようにとアンジェラを諭す。
生身の体になったことによる、過労と病気という初めての体験をしたアンジェラ。
電脳世界で生きるアンジェラにとっては、未知の経験だった。
ディンゴと行動を共にすることで、少しずつ心が変化していく。
地上のエージェントであるディンゴと共に情報を集めるアンジェラだったが、
体調の異常によって倒れてしまう。
大群のサンドワームに追われていた。
ディーヴァのロボット兵器アーハンを操縦してサンドワームを一掃するアンジェラ。
監督:水島精二
脚本:虚淵玄
原作:ニトロプラス/東映アニメーション
製作:野口光一
音楽:NARASAKI
編集:吉武将人
制作会社:グラフィニカ
製作会社:東映アニメーション
地上での任務に同行するエージェントとの合流地点で待っていると・・・?
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