Colorful

この作品は観ている最中に様々な気持ちを思い出させてくれる。
今までの自分を思い出し、見つめ直させてしまう恐ろしい作品だ。
声優の演技がちょっと微妙な感じも受けるが、それを気にさせないほどに内容の濃い作品だ。
たまには、こういう隠れた名作を観るのもいいのではないだろうか?
家族と進路について話す主人公は、兄が進めてくれる学校を拒否する。
親友となった早乙女と同じ学校へ行き友達を作り、ごく普通の事がしたいのだと訴える。
ここでもう涙が止まらなくなった・・・。
前半の主人公の言動には本当に腹が立つことが多い。
ひどい言葉を母に浴びせ、泣き崩れる母。
主人公もまた、徐々にひろかに特別な気持ちを抱くようになっていく。
前半では、小林真になりきろうとする主人公の奮闘と、小林真の人間関係が描かれる。

この作品は一度命を落とした主人公が、小林真のからだに入り試練を乗り越える物語。
謎の天使プラプラに案内され、主人公の魂は小林真の体へと向かう。
監督:原恵一
脚本:丸尾みほ
原作:森絵都
製作:瀬田裕幸/河口佳高/杉山豊/岩上敦宏/佐野弘明/山内章弘
音楽:大谷幸
撮影:箭内光一
編集:小島俊彦
制作会社:サンライズ/アセンション(アニメーション)
製作会社:フジテレビジョン/サンライズ/電通/アニプレックス
     ソニー・ミュージックエンタテインメント/東宝
「誰かさんへ・・・ボクは、生きてます。」
主人公が犯した罪とは?プラプラの言うホームステイの本当の意味とは?
試練の最終日、プラプラに呼び出された主人公は、自らが犯した罪を思い出す。
小林真の父と共に釣りへきた主人公。
そこで、父から母についての話を聞かされる。
小林真が自殺に使った薬は、心を壊していた母が飲んでいた薬だったこと。
主人公は小林真の家族を、徐々に受け入れるようになっていく。
そんな主人公も、クラスメイトの早乙女と出会うことで心が変化していく。
「一緒に歩く誰かがいることが嬉しい」
この言葉がずっしりと心に響いてくる。
小林真に想いを寄せていた唱子。
いち早く以前の小林真ではない事に気付き、グイグイ話しかけてくる。
小林真が片思いしていた少女ひろか。
ひろかには援助交際の噂があり、その現場を目撃してしまった小林真は深く傷ついた。
自殺するに至った理由の一つ。
プラプラから小林真の家族について聞いた主人公。
小林真の母は不倫をしていた。その事実を知った主人公は次第に母を拒絶するようになる。
体の持ち主である小林真は、家庭の事情などが問題で自ら命を絶った少年だった。
別人に成りすまし、プラプラの言う試練に立ち向かう。
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