このはな綺譚

温泉旅館「此花亭」で働くことになった柚が体験する様々な人間模様。
温泉旅館がテーマという事もあり、お風呂シーンは多めか!?
登場人物はみんなとてもかわいい。
宿泊客である薬屋に粗相をしてしまった柚は、ある頼み事を引き受けることに。
それは、薬の原料となる星を落としてほしいというものだった!?
夜空に向かって石を投げると、偶然流れ星が。
星を落とすことに成功したと喜ぶ柚に「ヘリクツ」だと怒りをぶつける皐。
薬屋は「ヘリクツ」ではなく「遊び心」なんだと諭す。

原作:天乃咲哉(月刊バーズ・幻冬舎コミックス刊)
監督:岡本英樹
シリーズ構成:吉岡たかを
キャラクターデザイン・総作画監督:黒澤桂子
プロップデザイン:吉田みずき
美術設定:須江信人、志和史織
美術監督:横山淳史
色彩設計:柳澤久美子
撮影監督:芹澤直樹
編集:坂本雅紀
助監督:高橋 亨
音楽:菊地 創
音響監督:本山 哲
音響効果:風間結花
音響制作:スタジオマウス
音楽制作:ランティス
プロデュース協力:EGG FIRM
アニメーション制作:Lerche
製作:このはな綺譚製作委員会
翌朝、薬屋は柚が落とした星を探しに行くと、宿を後にした。
旅立つ薬屋を見送る柚。
他愛もない平和な日常を描く作品。
柚が仲間と共に成長していく話のようではあるが、
殺伐としたものではなく、一つ一つの物語が小さなテーマを持っているようだ。
どのエピソードも、それぞれの気持ちのあり方というか、人を思いやる心や、
自分の気持ちに向き合う姿など、なかなか奥深い内容が多い。
宿泊客の抱えている悩みや問題を通して、大切な気持ちを思い出させるような作品だ。
登場人物もとてもかわいく、観ていてほっこりする。

こういった何気ない日常をやさしく描く作品は珍しいかもしれない。
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